Biz Cases / 事例紹介

世界最先端のナショナルプロジェクトを担う国立研究開発法人

理系新卒一人ひとりの行動特性に踏み込んだ気づきを促す

エネルギーの多様化が求められる中、新たなエネルギー開発の先導役を担っている同法人には、毎年、理系大学院卒の優秀な社員が入社している。5年にわたり、新卒社員研修(60名対象)を受注。新卒社員が互いに学び合える場として、ワークショップ型の合同研修を実施。

新卒社員のコミュニケーション・スタイルを見極める

同法人に入社する新卒社員は、ポテンシャルの高いメンバー揃いであったが、グローバル・コミュニケーション力においては、全体として二極化していた。「教師の話を静かに聞く」「無駄な質問をしない」等、日本の学校教育で長らく推奨されてきた学習態度から一歩踏み出せない社員がいる一方で、英語力が高くアグレッシブな態度で場をコントロールしがちな社員もいた。

一人ひとりの成長ポイントを明確にする

存在感がなかなか出せない社員に対しては、グローバル環境下において”Proactive Communication”(自分から働きかける力、発信力)がいかに重要かについて気づきを促すと共に、アグレッシブな社員に対しては、“Assertive VS Aggressive”の違いや、ラポール構築の重要性について学ぶ機会となった。

自分事としてとらえられるフィードバックの提供

ワークショップの中では、アクティビティーごとに、講師がフィードバックを投げかけることで効果的に個人とチームの気づきを促進させた。研修実施後は、社員一人ひとりの強みと、ポテンシャルについて、講師によるコメントをまとめた個人レポートを人事部宛に提出。