Return On Learning vol.2
竹内洋二氏(日本マイクロソフト株式会社 執行役員 常務 モビリティサービス事業本部長)
“Return On Learning”は、セブンシーズのトレーニングを受講するCxOレベルのエグゼクティブに、トレーニングのインパクトをインタビューするシリーズです。
竹内さんには、ボードメンバーに着任された2018年から「Executive 1:1 Session」を継続していただいていますが、リーダーとしてどんな目的意識をもってセッションにのぞまれていますか?
着任当初から現在に至るまで、目的意識は一貫しています。一言で言えば「ユニーク・ヒューマン・インテリジェンスを鍛錬するため」でしょうか。セブンシーズのセッションでは、論理や言語力に関わる知性(IQ)に加え、感情知性(EQ)と、文化的知性(CQ)をトータルで鍛えることができます。これは、私が掲げている目的と100%合致しています。この3つの要素をバランスよく鍛えること無しに、リーダーの人間としての成長はありえません。AI時代の到来というコンテクストにおいても、人と組織のポテンシャルを最大化するために、ヒューマンタッチのコミュニケーションの価値が、ますます高まっていると感じています。
CQを高めるために、セッションの中で、具体的にどのような実践をなされましたか?
海外出張前のセッションでは、出張先の文化慣習やコミュニケーション・スタイルに合わせたシミュレーションをします。例えば、とめどなく言葉が飛び交うようなダイナミックなディスカッションが予想される場合は、セッション中に、セブンシーズのコンサルタントが、意図的に強いプレッシャーをかけるような話し方をしてくださって、それに対して、私がどのように介入するか、コントロールを失わずに対話の架け橋をどのように築いていくかなど、臨場感あふれる中で、試行錯誤しながら自分のスタイルを作っていきます。一方、物静かで、初対面では、なかなか本音が聞き出せないクライアントとの会議に備える場合は、ラポールの形成や、相手の意見をどのように引き出すのか、プロアクティブな質問力を中心にリアルなシーンをイメージしながら準備をします。
「試行錯誤」のプロセスは、決して容易ではないと思います。正解が与えられるわけではないという点で、ストレスは感じませんでしたか?
最初の頃は、意外とショックでしたよ(笑)でも、やはり、セブンシーズのコンサルタントとの信頼関係がベースにありましたので、躊躇なくトライする気持ち(失敗しても大丈夫)になれましたし、エラーの修正やフィードバックをオープンに受け入れて消化する習慣がつきました。教えてもらうという受け身のスタンスではなく、最適解を自ら探し求め、リーダーとしてのコミュニケーションのスタイルを発展させていくことは、苦労も多いけれど、成長の近道だったりするんですよね。私の成長に伴走してくれるセブンシーズの存在には大変感謝しています。
竹内洋二氏(日本マイクロソフト株式会社 執行役員 常務 モビリティサービス事業本部長)
早崎達夫氏(積水フーラー株式会社 代表取締役副社長)
Mr. Scott Pergande氏(積水フーラー株式会社 代表取締役社長)
大野 彰子氏(国立教育政策研究所 教育データサイエンスセンター長(併)国際研究・協力部長)
今泉 基氏(ヴァーティカル ジャパン合同会社 カントリー・マネージャー)
久田圭彦氏(積水フーラー株式会社 人事・総務部長)
スンジャ・キム氏(アバナード株式会社)
西村尚己 氏(スペランツァ代表)