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【1:1 Crafted Course】世界の最前線へ手を挙げる──CESやAnthropicで学ぶ機会を逃さないために

横町暢洋氏(日本電気株式会社 テクノロジーサービス事業部門 DXDソフトウェア開発統括部 エグゼクティブマネージャ)

横町暢洋氏は、海外での学びに自ら手を挙げられるよう、セブンシーズのグローバルビジネスコミュニケーショントレーニングを受講している。ラスベガスの展示会で十分に会話ができなかった経験や、英語への不安から海外出張への応募を見送った悔しさを、次の挑戦につなげたい。コンサルタントとの1対1の対話とフィードバックを通じて、何を学び、どのような変化を感じているのか。約半年の取り組みについて話を伺った。

英語が条件についた瞬間、手を挙げられなかった

セブンシーズ(以下、7Seas)

受講しようと思われた背景について教えてください。

横町暢洋氏(以下、横町)

NECグループとしてグローバルで戦っていくという方針がある一方で、僕自身は昔から英語に強い苦手意識がありました。今47歳で、60歳まで働くとしてもあと13年あります。グローバルな仕事を避け続けるのは、自分の可能性を狭めることになるのではないかと思ったんです。

決定的だったのは、社長と一緒にアメリカへ行く人を募集したときでした。普段なら面白そうな企画には飛びつくのに、そのときは手を挙げられませんでした。社長の隣で、何も分からず頷くだけになってしまうのではないかと。英語という条件が加わっただけで成長機会を見送ったことが、すごく悔しかったですね。

7Seas

以前、海外でも、もどかしさを感じた経験があったのでしょうか。

横町

3年ほど前のラスベガスの展示会です。一緒に回った海外勤務経験のある友人は、現地の人と自然に会話していました。僕は相手の話を半分くらいしか理解できず、日本語なら入れる輪にも一歩引いてしまう。

当時のレポートはほぼ写真だけで、どんな会話をしたのか覚えていない。その経験には、ずっとリベンジしたいと思っていました。

横町暢洋氏

海外で直接学ぶ機会が増えている

7Seas

海外企業との協業が進む中で、社内の変化を感じますか。

横町

Anthropicとの協業に関連して、社員が現地で学ぶ機会が増えています。英語のサイトで試験を受ける場面もあり、少しずつですが、社内の変化を感じています。

7Seas

そうした変化の中で、より鍛えた方がよいと感じるのはどのようなことでしょうか。

横町

やっぱり、気持ちの面は大切だと思います。例えば、Anthropicに技術を教わりたいと思っても、「アメリカまで行くとなると」と手を挙げられない人は多いと思います。日本に来て日本語で教えてくれるなら学びたいけれど、英語になった瞬間に「自分には無理だ」と感じてしまう。

英語を流暢に話せるようにならなければ行けない、と考える人も多いと思います。でも、分からないときに「分からない」と伝えられる姿勢と、会話を進めるための基本的な型が身についていれば、コミュニケーションは取れると思います。

僕も今回のトレーニングで初めて、その段階があることを知りました。流暢に話す人を思い浮かべて「自分には無理だ」と感じている人も、分からないことを確かめながら会話を進めてよいと分かれば、一歩踏み出しやすくなるのではないでしょうか。

関係を築き、技術を伝え、議論に参加する

セブンシーズのトレーニングでは、海外のビジネス場面を想定し、会話による関係づくりから、技術の説明、議論への参加まで、実践的な練習に取り組みます。

コースの目標と概要(Course Objectives & Overview)

トレーニングで取り組む3つの実践練習

  • 会話を通じて関係を築く
    日常や仕事の話題から会話を始め、質問や応答を重ねて話を広げる。基本的な伝え方を使い、自分が伝えたい内容を具体的に話す。
  • 技術の価値を分かりやすく伝える
    相手の関心を引く構成で、技術の特徴や価値を説得力を持って説明する。その場での質問にも、自分で応答する練習を重ねる。
  • 考えを整理し、議論に参加する
    意見やアイデアを筋道立てて伝え、相手の発言を受けて質問や意見を返す。さまざまな話題で、双方向の議論の進め方を学ぶ。

横町暢洋氏は、その土台となる会話の始め方や質問の仕方を、1対1の対話で繰り返し練習してきました。

逃げられない1対1で、自分の現在地と向き合う

7Seas

1時間英語で話し切る環境が、気持ちの変化につながったのでしょうか。

横町

1対1は僕に合っています。グループならほかの人に任せてしまいそうですが、自分が話さなければ会話が成立しない。分からなくてもまず話すことが、自信につながっています。

最初は、会話の始め方や質問の仕方を教わり、繰り返し練習しました。担当コンサルタントとの対話で、ゆっくり話してもらえば分かるけれど、速くなると分からない、と自分の現在地も具体的に見えてきました。今のレベルが分かると、見栄を張らずに聞き直せるんです。

7Seas

分からないことは聞いてよい、ということを実際に使えるようになってきましたか。

横町

はい。最初に「Could you speak more slowly?(もう少しゆっくり話していただけますか)」と教わりました。ただ、何となく分かった気になって流すこともあります。そんなとき、担当コンサルタントが、今こそその表現を使った方がいい、と伝えてくれます。

僕は分かっていないと顔に出るらしく、顔には出ているけれど言葉にしていない、とよく言われます。指摘されて気づき、聞き直す。その結果、理解できたという経験が増えてきました。

相手にどう受け止められるかまで踏み込むフィードバック

横町

担当コンサルタントは、改善点を的確に教えてくれます。最初は自信がなくて質問を準備していたのですが、相手の答えを深掘りしていませんでした。

例えば週末について聞き、相手が「出かけたよ」と答えても、すぐ準備していた次の質問に移っていたんです。すると、「どこへ行ったかも聞いてくれなければ、こちらに興味がないのかなと思うよ」と言われました。

7Seas

そうしたフィードバックを受けて、どのような気づきや変化がありましたか?

横町

日本語なら自然に「どこへ行ったの」「どうだった」と聞くのに、英語になると、準備した質問をすることに意識が向いていたんですね。相手の答えを受けず別の質問をするのは、日本語で考えれば失礼ですよね。英語力を理由に、それでよいとは思えなくなりました。

毎週対話を重ねる中で、相手の話に関連する質問もできるようになり、やり取りが以前よりスムーズになってきました。人としてのコミュニケーションを英語で学んでいる感覚です。会話が成立しているという実感が、次も挑戦しようという気持ちにつながっています。

次は、現地で交わした会話まで持ち帰る

聞き取れないときに確認し、相手の答えを受けてさらに質問する。こうした練習は、展示会で説明を理解し、関心のある話題を掘り下げるための準備になります。

7Seas

今後、学んだことをどのように生かしていきたいですか。

横町

次のラスベガスでは、写真だけでなく、現地で誰とどんな会話をしたのかまで、自分の言葉でレポートできるようになりたいです。

仕事でも海外で対話する機会を増やしたい。社長との個別面談でも、トレーニングを受けていることを伝え、そうした機会がある仕事をしたいと話したいと思っています。

以前は英語が理由で手を挙げられませんでした。でも、まだキャリアは少なくとも13年あります。これからは自分から手を挙げて、可能性を広げていきたいですね。